ホーム > BCL活動日誌(+香港駐在の個人的忘備録)
> コロナ禍の日本一時帰国プロジェクト(2021年)
■ コロナ禍の日本一時帰国プロジェクト(2021年)インデックス ~ 事前準備編 ~ ・ はじめに (7/10) ~ 日本渡航・滞在編 ~ ・ 10/9(土)
香港 → 日本渡航(日本入国) ~ 香港戻り・強制隔離編 ~
・ 11/3(水) 香港強制隔離1日目)
成田 → 香港移動 空港でのPCR検査後、強制隔離ホテルに移送、収監 ※ 本ホームページでは、すべてのページにおいて、ハイパーリンクを除く任意の場所にマウスのポインタ(矢印)を置いてダブルクリックすることにより、当該ページの最上段に素早く戻れるようにしてあります。どうぞご利用ください。 ■ はじめに このコロナ禍で、昨年来ずっと香港に缶詰め状態となっています。 (-。-; 日本には両実家に高齢の両親がいるうえ(← 今のところは元気ですが)、家財道具そのままでずっと空き家にしている自宅のチェック、人間ドック、免許更新、その他いろいろ用事があり、何とかこの秋口には一時帰国したいと考えています。 とはいえ、以前に比べて、昨今のさまざまな規制や制約たるや、かなりタイヘンそう、、、 (-。-; (-。-; (-。-; しかも、感染状況次第で防疫措置もコロコロ変わるため、いつがベストのタイミングなのか、後になってみなければ分かりません。 まぁ、長い人生の中でもあまりない(と思いたい)機会ではありますので、事前準備も含めて、ここに記録として書き留めておこうと思います。^^ ■ まずは、情報収集・・・ (7/10) 一時帰国の可否判断は、日本だけでなく、香港の感染状況、入境後の検疫要件にも大きく左右されます。 7月中旬現在としてはかなり緩和されていますが、以前のような「政府指定ホテルにおける21日間の厳格な隔離措置」は、さすがにハードルが高すぎます。 (-。-; 香港は、昨年11月より続いた第3波が今年5月末で終息。6月以降はずっと落ち着いています。しかし、台湾などの例もあり、決して楽観は出来ません。 検討にあたっては、こちらのサイトがたいへん参考になりました。国別の出入国要件が分かりやすくまとめられています。 ■ 旅行会社にコンタクトしてみた (7/15) 出張の各種手配はいつも自分で行います。あれこれ指示する方が面倒だし、特に、今回のように不確定要素が多いときはなおさらです(いろいろ自由に出来る、というのもあります(笑))。 ただ、平時と違い、おおよそいつぐらいのタイミングで予約を入れるのがいいのか、アクションを取ればいいのか、よく分かりません。 国際線も、それほど混雑(需要)はないのかも知れませんが、その分便数(供給)が減っていますから、相対的には同じ、とも考えられます。 一時帰国の時期は、上期が終わり、下期がスタートして少し落ち着いた10月中旬としました。 7~8月はオリンピック、パラリンピックがありますし、何より暑い。せっかく行っても、あの連日の酷暑では参ってしまいます。 3カ月前は早すぎるかな、とも思ったのですが、取りあえず旅行会社にコンタクトしてみました。 ( 確認事項 ) ・
依頼事項は、1.
往復航空券、2.
成田空港 → 自宅までの移動手段、3.
香港の隔離ホテル、の3点 3カ月前ですから、さすがに、まだ航空券は大丈夫です。しかし、訊いてみると、需要(乗客数・座席数制限)に合わせるカタチで供給(便数)も減っているので、決して早すぎたというわけではない模様。 一方、7/15時点で隔離ホテルは8/31までの宿泊分までしか出ておらず、フライトは仮予約して発券は引き延ばし、この発表を待つことになりました。やはり、航空券と隔離ホテルはセットで手配した方がいいようです。 成田空港からさいたま市内の自宅まで、ハイヤーで3万円とのこと。旅行会社の手数料HKD 230がプラスされて、計HKD 2,300だそうな。高いのか安いのかよく分かりませんが、会社負担だからいいか。(笑) わたしは2回の接種を完了しており、抗体検査で陽性であれば、香港に戻ってからの強制隔離は7日間になります(現行の隔離要件が続けば)。仮に今後状況が悪化して厳しくなったとしても、まぁ、最大14日ではないか、と。 さすがに21日になると厳しいものがありますが、まだ14日なら許容範囲です。 ということで、最悪14日を覚悟しつつ、このまま7日で済めばラッキー、ぐらいのつもりで進めることとします。^^ ■ 3カ月前で人間ドックの予約が埋まりつつあり驚いた件 (7/16) 人間ドックもここ2年ほど受けられていないので、この機会に受信・・・もとい、受診します。手配は、本社の総務に依頼しました。(← これはさすがに自分ではやりません(笑)) 受信・・・もとい、受診(← しつこい!)は10月下旬です。3カ月以上も前の予約でまだ余裕だろう、と思っていたら、とんでもない! 希望日時はことごとく満員御礼で、日程の再考を迫られました。(7/16現在) 医療機関も人数制限を設けているせいか、1日の受入れ枠は極端に少なくなっているようです。他のクリニックも紹介されましたが、過去の記録との紐づけが途切れてしまうため同じところにしました。 やはり、手配を早めにするに越したことはないようです。(3カ月前でこの状況とは思わなかった ~) ■ 9~11月の隔離ホテルが発表! (7/30) 本日、ようやく9/1~11/30までの隔離ホテルが発表となりました。^^ 取りあえずホテルさえ確保出来れば、(航空券の発券をして)日程をフィックスすることも可能は可能です。 航空券はこれまで、仮押さえだけして発券は先延ばしにしてあります。発券後の変更はキャンセル料が発生しますから、リスクと言えばリスク。この先、何が起こるか分かりません。 発券は、引き延ばせるなら出来るだけ引き延ばした方がいいような気がします。 いずれにしても、週明け、早速ホテルの確保に向けて動くとします。^^ ■ 取りあえず隔離ホテルを確保 (8/2) 先週金曜(7/30)夕方に旅行会社より「隔離ホテル発表」との連絡を受け、週明けの本日、朝イチで予約手配を依頼しました。 隔離ホテルは、1人(1グループ)が最短でも7泊、最長では21泊しますので、意外とすぐ埋まってしまいます。 グレードはピンキリですが、1泊ならともかく今回は長期軟禁(笑)ですから、それなりのホテルを選びたいところ。 期間中、外部との連絡はほぼネットに依存します。オンライン会議もあり、ネット環境が悪かったりすると悲劇です。予算はあるにせよ「安かろう、悪かろう」では困ります。この点、気をつけることとしました。 調べたところ、尖沙咀のSheraton Hong Kong Hotel & Towers は朝食に和食の選択が出来る(昼、夜は、洋食、もしくは中華のみ)との情報をゲット。第1希望にしましたが、何と!既に11月までキャンセル待ちで、あえなく撃沈。 そこで香港島の、ある米系ホテルにしました。一応、「Deluxe Harbour View」とあります。米国駐在時代も出張でよくお世話になったブランドで安心感がありますし、長期軟禁(笑)ですから景色のいい方が精神衛生上もよろしい。(笑) 注意しなければならないのは、現行ルールでは「抗体検査の結果次第で隔離が7日間で済むか14日間になるかが変わる」という点です。 つまり、ワクチンを2回接種して抗体を確認出来れば7日間、打っていないか、もしくは打っていても抗体を確認出来なければ隔離は14日間になる、ということ。(抗体検査の結果が出るまで分からない) よって、ホテルは、最悪のケースを想定して14日間を予約しておき、陽性であれば7日間に変更(短縮)することとしました。 ■ 抗体検査、PCR検査を予約 (8/6) 現行ルールがずっとそのまま適用される、という保証はありませんが、取りあえず今の要件だと、日本入国に際して出発前72時間以内のPCR検査(陰性)証明、および(香港に戻って隔離を7日に短縮するため)過去3ヵ月以内の抗体検査で陽性である(抗体がある)ことの証明書提示が必要です。 調べてみると、香港の日系クリニックがこの両方のサービスを提供していることが分かりました。これは有難い ~ ということで、本日、早速予約を入れました。^^ 費用は、即日陰性証明+抗体検査が2,180香港ドル=およそ30,520円、翌日陰性証明+抗体検査が1,880香港ドル=およそ26,320円。結構いい値段します。わたしは会社負担なので助かりますが、個人で、しかも家族4人とかなるとこれだけで10万円を超えますからタイヘンです。(-。-; 香港の、ローカルの医療機関ならもう少し安い?のかも知れませんが、「安心料」ということで仕方ないのかな。 ■ 「7日間の隔離措置」見直し ~ 14日へ・・・ (8/17) 本日、香港の林鄭月娥行政長官は、日本を含む一部の国・地域からの入境者を対象にワクチンの接種証明と抗体検査の陽性証明を提示することで隔離を7日まで短縮する特別措置を撤廃し、少なくとも14日間とする方針を表明。(-。-; (-。-; (-。-; 詳細はこれからですが、これにより、わたしの帰港時の隔離は(少なくとも)14日となりました。 もともと14日までは覚悟していたのですが、「7日」と「14日」では大違いです。一時帰国中(日本滞在中)さらに隔離期間が延びる、なんて悲劇もゼロではありませんが、かと言って様子見していたら何も進みません。 ここはもう、そのようなリスクも覚悟で準備するとします。 一時帰国は米国在住時代を含めてもう何十回としていますが、こんなハードルの高い一時帰国は初めて。(>_<) やれやれ、、、です。(>_<) ■ 抗体検査はキャンセル (8/20) 先日、抗体検査とPCR検査の予約をしましたが、抗体検査(による陽性判定)で隔離期間を短縮する措置そのものが撤廃されたことから、本日、医療機関にキャンセルを入れました。 日本入国に際して出発72時間前以内のPCR検査(陰性証明)は必要となりますので、こちらはそのままとしています。 一時帰国までまだ1カ月半あり、日本滞在期間なども含めると、まだまだ何かありそうな予感、、、(-。-; ■ 日本から香港に戻る前のPCR検査を予約 (8/23) そう言えば香港入境の際も、日本出発前72時間以内のPCR検査(陰性)証明を求められるのでした。 これから何回PCR検査を受けることになるのか分かりませんが、既に日程は決まっていますので、本日、予約 ~ 海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)というサイトがあり、ここから医療機関を指定して手配出来ます。 香港に戻るのは火曜ですが、「出発72時間以内」ということで、前日(月曜)か、それより前だと週末になってしまいます。前日はバタバタしますし、何かあっても困るので日曜で探しましたが、やはり対応してくれる医療機関は少ない。 (自宅のある)さいたま市内には見つからず、結局、交通の便を考えて池袋がいいかな、ということになりました。 わざわざ都内まで受けに行って、その途中で感染するようなことがあれば本末転倒ですが、仕方ありません。 費用は税込33,000円とのこと。香港でも同程度の費用がかかりますから発着地でダブルとなり、家族4人ともなると相当な出費(これだけでおよそ20万円)です。 なんてことを考えても、まだまだ海外渡航はハードルが高いなぁ、と思いました。 ■ 日本入国に必要なスマホ・アプリをインストール (9/2) 現時点(9/2)における、日本入国、香港入境時の要件は在香港日本国総領事館のウェブサイトにまとめられています。 そう言われてみれば熟読したことがなかったので、本日、ざっと目を通してみました。 日本入国に際して必要なもののうち陰性証明書は、取りあえず出発直前に医療機関のPCR検査を予約しているのでOK。質問票、誓約書も、入国時に書かされるもののようなので、現時点ではOK。 残るは、スマートフォンへのアプリ・インストールです。 厚生労働省のウェブサイトにリンクが張られており、ここで詳細を確認します。 まずは、健康居所確認アプリ(MySOS)。
なるほど、これで居場所確認と健康状態の報告を行う、というわけですね。 日中はともかく、早朝や深夜に確認や報告を求められることはさすがにないでしょうから、健康維持目的のウォーキングや必要最低限の買い物はこういう時間帯にすることになるのかな。 これ、外回りに出たら実際どこに行っているか分からない営業マンの居場所確認とかにいいかも知れませんですね。(笑) そして、接触確認アプリ(COCOA) ~ コロナ感染者と接触した可能性があるとき通知が来る、とのことですが、空港到着後、公共交通機関を使用せず隔離場所まで移動して14日間の軟禁生活に入るわけで、理論上ほぼそのようなケースはないと思うのですが。 ■ 航空券を発券 (9/7) 旅行会社にコンタクトして取りあえず航空券を確保したのが7/15。 その後、何度か発券を引き延ばしてここまで来たわけですが、ついに本日(9/7)が期限とのこと。 日本ではワクチン接種済の人の隔離措置緩和に向けた提言が出たりもしているようですが、まぁ、あと1ヵ月で実施されるとも思えないし、様子見してどうなるものではないのでそのまま発券を進めることとしました。 今のところ、香港の状況は落ち着いています。日本も、第5波の新規感染者数はピークを越えた感があります。 相変わらず病床は逼迫しているようですし、緊急事態宣言も発出されたままですから気は抜けませんが、いずれにしても一時帰国は予定通り進めようと思います。 ■ 条件付きで、日本での隔離期間短縮が決定 (9/29) 緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が今月末で一斉解除されることに伴い、日本入国時のワクチン接種証明書による待機期間の短縮がアナウンスされました。^o^ ↓
香港の、ビオンテック社製ワクチンも対象です(中国・シノバック社製は対象外)。これはありがたい! ・・・と思いきや、「入国後14日目までの自宅等での待機期間中、入国後10日目以降に改めて自主的に受けた検査(PCR検査又は抗原定量検査)の陰性の結果を厚生労働省(入国者健康確認センター)に届け出ることにより、残りの期間の自宅等での待機が不要」とあります。 隔離中にどうやってPCR検査を受けるんだよ?と思ったのですが、これについてはまず、「指定された医療機関又は衛生検査所にて自費で受検する必要があります」とのこと。 で、「隔離期間中に検査受検のために移動することは『不要不急の外出』にはあたりませんが、公共交通機関を利用することはできません」と来たもんだ。何だかなぁ、、、 ということは、10日目以降にアプリなどで待機場所での位置確認が出来なくても、「PCR検査のための外出」という名目にしておけばお咎めナシになりそうな気も、、、 自宅周辺の徒歩・自転車圏内にそのような医療機関があるのか、調べてみることとします。(-。-; ■ スーツケースを準備 (10/1) 久しぶりにスーツケースを出して来ました。 アメリカン・サイズの大型が2つ、その中に中型を1つ入れて、もう1つ小型を機内持ち込みとします。行きはカラですが、いつものように帰りは満載。(笑) ↓ 今回は、日本航空(JAL)とキャセイ(CX)の共同運航便。機体はCX。香港から日本は3時間半ほどの短距離フライトですから、もう、どちらでもいいです。 面白いことに、CXでビジネスを予約すると上限32キロのスーツケース×2個、一方、JALで予約すると同一便で1個32キロ×3個になります。 もしかしたらJALは少し割高になる?のかも知れませんが、上限32キロのスーツケース1個分の違いは大きい! ということで、もちろんJALでCXとの共同運航便を予約してその恩恵に与ることとしました。(笑) コロナ禍の海外渡航に関するお役立ちサイト (随時、追加していきます) ・ 水際対策に係る新たな措置について(厚生労働省)
|