ホーム > 海外におけるBCL活動レポート > 西カリビアン・クルーズ シミュレーション(事前準備) 〜 2 0 1 3 年 1 1 月 〜 ■ はじめに - これまで「ペディション」と称し、何度となく海辺に出向いてDXを楽しんで来ました。これは、ごく一般的なスタイルです。 しかし、どうせならもっとその先まで出ちゃおうよ、ということで近年個人的に楽しんでいるのが「洋上受信」です。 「洋上受信」とは、その名の通り、海上(洋上)に受信設備を一式持ち出してワッチする行為を言います。日本では、恐らく、あまり一般的でないと思われます。 「洋上受信」は、移動する船内でワッチするというものです。船 = クルーズ船です。クルーズ船でなくてもいいのですが、事実上、これ以外にはないでしょう。乗っていれば勝手に船が動いてくれますから、色々なロケーションでDXを楽しむことが出来るというわけです。 一度でも経験したら病みつきになること間違いナシですが、特に日本に住んでいる限り、そうそうチャンスがあるわけではありません。 私個人としては、これで4回目です。まだ試行錯誤しながらノウハウを積み上げている段階ですが、以下、自分自身の個人的記録も含めてご紹介します。 ■ '2013 カリビアン・クルーズ 〜 シュミレーション - 今回は、マイアミ(フロリダ州)を起点として、Cozumel(メキシコ)、Belize City(ベリーズ)、Mahogany Bay(ホンジュラス)、Georgetown(グランド・ケイマン)を巡る船旅 - 7泊8日のカリビアン・クルーズです。 いわゆる「西カリブ」のごくごく一般的なコースですが、10年前、新婚旅行で行ったCozumelとGrand Caymanで見たクリアな海が忘れられず、ちょうど節目の年に今度は家族4人で行ってみようと計画した次第。その後、家内の両親も「参戦」- 総勢6名となりました。 DXですか? もちろん、今回もやります。家族サービス、という名の「偽装ぺディ」です。(笑) それでは、まず、全行程をシュミレート(予想)してみたいと思います。^^ 《 1日目・2日目 》----------------------------------------------------------------------------
夕方、フロリダ半島の最南端・マイアミを出航 - 1日半かけてCozmel(メキシコ)を目指します。 1日目、2日目と、キューバに並行するコースを航行します。つまり、キューバ局の影響(混信)をマトモに受ける可能性が高い、ということです。 よって、前回同様、まずはキューバ局を中心に過去のリストを一通りレビューするところからはじめます。 特にR.Rebelde, R.Reloj, R.Progresoの3局は中波帯全域で幅を利かせていますから、まずはこれらの入感周波数をすべてリストアップします。これによりこの先、UnID局に散々時間を使った挙げ句キューバ局だった - という失敗?も少なくなるわけです。R.Rebeldeは5025kHz、R.Progresoは4765kHzと、短波にも出ています。これを上手く活用します。 但し、3日目、4日目が本番ですから、ここではあまりエネルギーを使わないよう注意します。 《 3日目 》-----------------------------------------------------------------------------------
3日目の朝、Cozmelに到着します。ここはとにかく海がキレイで、新婚旅行(2003年)で最も印象に残っている寄港地のひとつです。 あれから10年経っていますので変わっているかも知れませんが、あのクリスタル・クリアな海が見られることを楽しみにしています。 Cozmel には、3局の放送局がリストされています。
89.9 XHRB - Sol Stereo 810 XERB - Sol Stereo 推測ですが、89.9MHz(FM)と810kHz(中波)は局名が同じですので、もしかするとパラでしょうか。 取りあえず、中波局があるのはナイスです。 コズメル停泊中、距離的にはカンクンの中波局が狙えるかも知れませんですね。取りあえず、リストアップ。
580 XEYI - Mix FM 1/0.25 出力的には、 R.Imagen(1050kHz)やR.Formula(740kHz)あたりを狙ってみるとしましょう。 海上で遮るものはありませんから、意外と聞こえるかも。 夕方出航すると、次の寄港地・Belize City(ベリーズ)までメキシコ沿岸を航行します。よって、メキシコ中波局が多数稼げるものと思われます。中米諸国 - グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグアも徐々に近づいて来ます。スペイン語のオンパレでID確認は困難を極めるでしょうが、そのようなときこそSDRの本領発揮! とにもかくにも「記録」です。(笑) 《 4日目 》-----------------------------------------------------------------------------------
ベリーズは、個人的には初受信カントリーです。 WRTH によれば、現在はFM放送だけしかない?模様。1局でも中波局があればよかったのですが・・・ 取りあえずリストされているのは、下記の通り。
90.5 Positive Vibes (250W) 小電力局ばかりのようですが、まぁ、わざわざ現地まで行くわけですから聞こえるのでしょう。(笑) C/H はともかく、C/V を稼ぐためにも、何局かはログを取って来たいところです。 中波局がない、とのことですが、それではベリーズで日中ラジオのダイヤルを回すと、中波では何が聞こえるのでしょうか。全く何も聞こえないのでしょうか。そういうことも含めて、たいへん興味があります。 夜は、Belize City から Mahogany Bay(ホンジュラス)に向けて航行します。地図を見ても、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグアが目と鼻の先 - この日(の夜)が恐らく、メイン・イベントとなりそうです。 《 5日目 》-----------------------------------------------------------------------------------
朝、Mahogany Bay(ホンジュラス)に到着します。本土ではなく離島ですね。距離的には、日中からホンジュラス中波が楽しめそうです。 この日は、午後の比較的早い時間帯に出航 - 次の寄港地・Georgetown(グランド・ケイマン)を目指します。 感覚からすると、コロンビア、ベネズエラなど南米局も十分狙えるものと思われます。中米諸国からは離れつつある、という点で、前夜とはまた異なる状況が展開されるものと予測します。 《 6日目 》-----------------------------------------------------------------------------------
グランド・ケイマンは、個人的には10年振り2回目です。前回「Ocean 95」から返信を受領しており、取りあえずC/H, C/Vとしてのケイマン諸島はゲットしています。今回は、少しでも受信局を増やしたいところ。 以下、Wikipedia からの引用。→ 出典元はこちら。 これによれば、ケイマン諸島には現在、18のラジオ局があるとされています。 そのうち、グランドケイマンには -
87.9 ZFKP-FM - Praise 87.9 - と、17局がリストされています。すべてFM局です。 ここには、ケイマン諸島のFM局リストが出ていました。ゴメンなさい、無断借用。 ↓ いくら「偽装ぺディ」とは言っても家族連れですから、もう、これで十分です。このうち2, 3局ほどログを取り、そこから確実に返信をゲットしたいものですが、どうなりますことやら。 しかし、小さな島ということもあるんでしょうが、中波局が1つもないというのは残念です。 前回はそこまでチェックしていないのですが、(ローカル中波局のない)グランドケイマンで真っ昼間に中波帯をワッチすると一体、何が入るんでしょうか? 何も入らない可能性もあるのですが、意外や意外、ジャマイカあたりが入ったりして。 キョーミあります。 《 7〜8日目 》 -------------------------------------------------------------------------------
6日目が終わりグランド・ケイマンを出航すると、再びキューバが近づいて来ます。1, 2日目と同じコースを戻るような形となりますので、入感局もほぼ同じような顔触れになるものと思われます。 行きに取りこぼしがあればワッチしますが、特にないようであれば、マイアミからアトランタまでの長距離ドライブもありますので、機材を撤収してのんびり休むこととします。 ■ 西カリビアン・クルーズに於ける総受信局リスト - ということで、受信リストは こちら。 《 参 考 》 移動運用必需品リスト 〜 移動運用必需品リスト 〜 洋上受信(クルーズ)編
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